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2025.12.02

風の便り3「ありがとうの言霊」

僧侶であり宗教学者でもある町田宗鳳先生の言葉を転載します。

これは日めくりカレンダーになっており、31の言葉にいつも元気づけられています。

<要約>
人生は制約だらけ。しかし、不満もまた味わいの一部。理想を求めるより、あるがままを受け入れたとき、心は自由になる。思い通りにならないからこそ、生きる意味がある。
「ありがとうの言霊」
日本語の中で、いちばん美しい言葉が、「ありがとう」です。
それには不思議な言霊があり、幸運を引き寄せてくれます。しかも、「ありがとう」と言う言葉は、お金がなくても、病気で寝ていても、言えます。
もし誰にも感謝できないような厳しい状況に置かれているのなら、今も働いてくれている自分の心臓や手足に感謝することからはじめれば良いのです。
 
感謝の心を外に表す事は、信仰があるとかないとか、そんなこととは何の関係もないことです。人間としての、最低限の勤めです。
人生の目標は、ただ1つ。
凄まじい逆境に置かれていても、何かの障害があったとしても、生きているうちに幸せになることです。それは、この世に生を授かった人間としても最大の責任でもあります。
しかも、その幸せを引き寄せる上で、「ありがとう」の言霊が、いちばん力を発揮するとなれば、出し惜しみするのは、愚かなことです。
 
心の中で感謝しているから、口に出さなくても大丈夫というわけではなく、はっきりと大きな声で「ありがとう」と言った時しかその言葉は動き出さないのです。
昔の人は、南無阿弥陀仏とか南無妙法蓮華経と唱えて救われましたが、ついに「ありがとう」と唱えて救われる時代が到来したのです。
 
町田 宗鳳/風の便り3

 ご紹介

町田宗鳳‐まちだ そうほう
1950年、京都市生まれ。
広島大学名誉教授。御殿場高原「ありがとう寺」住職
幼少の折、キリスト教会に通う時期もあったが14歳で家出をし仏門に入る。
以来20年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。
34歳のとき寺を離れ、渡米。
ハーバード大学で神学修士号、ペンシルバニア大学で哲学博士号を得る。
プリンストン大学助教授、国立シンガポール大学准教授、東京外国語大学教授、広島大学大学院総合科学研究科教授を経て、現職。
  
NHK「こころの時代」「ラジオ深夜便」「こころをよむ」などに連続出演。
日経新聞・朝日新聞・読売新聞にもエッセイを連載。
日本・米国・ヨーロッパなどで倍音効果を利用した瞑想法「ありがとう禅」を実施すると同時に、週末を利用した「ありがとう断食」をのべ100回以上開催している。
   
『人類は「宗教」に勝てるか』
(NHKブックス)
  
『無意識はすべてを知っている』
(青春出版社)
  
『「ありがとう禅」が世界を変える』
(春秋社)
  
『異界探訪』(山と渓谷社)
  
など、日英で著書50冊余。

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